団体信用生命保険(難病サラリーマン家を買う3)
新居の売買契約の日程まで決まりました。次に越えるべき壁が住宅ローンです。
難病持ちである私が家を買うに際して、一番不安だったのがこの住宅ローンです。団体信用生命保険(通称:団信)なんてのは、家を買う話になって初めて聞いた言葉でした。
住宅ローンの仕組み、団体信用生命保険とは、私の経験した範囲ですがまとめておきます。
住宅ローンと団信の関係
金融機関には生命保険会社が紐づいています。住宅ローンは団体信用生命保険に加入した上で組み、万が一の場合は生保会社が残債を支払う仕組みです。つまり団信加入→ローン契約→家購入が王道です。
借入額を上回る生命保険に元々加入しているなど、ローン契約者が死亡しても残債が回収できる場合はローンが組める場合もありますが、レアケースです。基本的には団信加入が必須条件なのです。
健康な人の場合は住宅ローンの金利や年数など、自分に合った金融機関の住宅ローンに申請します。金融機関に紐づいた生保会社の団信への加入は、普通の疾病保険に入る要領とそう変わりません。
健康であれば団信はほぼ問題なく加入できるので、金融機関を本命と審査に落ちた場合の予備とで、2つくらい事前審査を進めておけばOKなのです。
難病で団信に申し込み
さて問題なのは私の難病・潰瘍性大腸炎です。住宅ローンの前提となる団信への加入が不安です。つまり団信に加入できる生保会社を先に見つけ、その生保会社が紐づいた金融機関のローンを組む、という通常とは違う動きをすることになります。
しかもどの生保会社の団信に加入できるかは、申し込んでみて審査してもらわないと判りません。結局、申込書を書きまくることになりました。
さらに生保会社によってはワイド団信と言って、病気等のリスクを抱える人を受け入れるための団信を提供してくれるところもあります。申込書が通常の団信とワイド団信が別なので、同じ内容を2枚書くことになりました。
生保会社が違えど申込書の内容はほぼ同じです。ただ黙々と、ひたすらに、言われるがままに、合計で7・8枚の団信加入の申込書を書きました。
悩んだのが告知事項です。正解がわかりません。真実を告知べきですが、少し葛藤がありました。
(次回へ続く)